「こーちゃん!!!!」 私の名前は 。 こーちゃんと同じ学校に通っています。 同学年なのに同い年には見られなくて…。 こーちゃんには妹扱いされています。 「どうした?」 「こーちゃんは、私の事どう思ってる?」 私が聞くとこーちゃん、すっごく驚いているの。 どうしてそんなに驚くのかは知らない。 けれど、凄く振り向いてほしくなった。 「どう…って。……妹、かな」 『妹』で交わされるのはとても辛かったりします。 だって、こーちゃんの気持ち…全然解らないんだもん。 こーちゃんが私の事『好きかどうか』って事が、解らないだもん。 「こーちゃん…?」 こーちゃんが、好き。 私のこの気持ちはこーちゃんにしか、ないの。 だけど、こーちゃんは全然気付いてくれない。 どうして…なのかな。 「こーちゃん、愛がないっ」 「はぁ?」 「……なんて。私とこーちゃんは所詮『兄妹』だもんね…」 辛くなった。 私はブレード・チルドレンだから。 こーちゃんと兄妹なのは本当で…。 こーちゃんの愛をもらえないのは本当で…。 「…?…何言ってるんだ?」 「…こーちゃん、私がこーちゃんに『好き』って言ったら…なんて答える?」 こーちゃん…。 こーちゃんは……好きなんだよね。亮子ちゃんのこと。 私も大好き。 だから、ずっと何も言わなかった。 でも、私の思いは凄く募っていって…。 こーちゃんに振り向いてほしくてしょうがなかった。 「……そ、れは」 「…こーちゃんは、亮子ちゃんが好き?」 「え?!あ、えっと」 私に言われた『好き』よりも、亮子ちゃんの『好き』が…。 …そっか。そうだよね。 「もういいよ。こーちゃんの愛は、私じゃ駄目なんだね」 「違う!!!!!!!!」 こーちゃん…大好きだよ。 振り向いてくれなくても、大好きだよ? 「―――っ…ありが…とう」 もう、会いたくない。 「ごめんなさい・・・」 私の『好き』が多すぎたの。 私の気持ちは行き場を無くして、走るしかなかった。 ザアアアアアアアアアアアアアアッ 「…やだ……雨、降ってきちゃった」 雨なんて、大嫌いだよ。 「でも……気付いてほしいの……こーちゃん」 こーちゃんのことが、大好きなの。 幸せになってくれれば…こーちゃんの笑顔が見れればいいかもしれないけれど。 私の気持ちは…。 「…っ………こーちゃぁんっ」 溜まった涙が溢れ出して……。 涙が止まらない。 「っ……もう、悲しくて…前、見えないや」 何時からこんなにすきなんだろう? 『ありがとう、』 同じ仲間だからかな。 解ってくれたからかな? 『ありがとう、』 あの言葉が私を癒してくれたんだ。 『――――ありがとう、』 あの笑顔だ。 言葉と笑顔が離れられなくて。 私の存在を認めてくれた言葉だったんだ。 『ありがとう、』 あの言葉…。 「…ごめんね、こーちゃん」 貴方を勝手に好きになったのは、私なの。 「…ふ……辛くさせて…ごめ…」 「!」 「…………え?」 こーちゃん!? 「!なんで走るんだよ!!」 「…こー……ちゃ……ん?」 どうして、追いかけてきたの? 「俺はまだ何も言ってないだろ!」 「言わないでっ…私は怖いのぉっ」 こーちゃんに…。 「!聞いたのはお前だろ!?」 「亮子ちゃんが好きなんて聞きたくない!」 亮子ちゃんと浮かべる笑顔を見るたびに心に棘が刺す。 「はぁ!?」 「こーちゃんは亮子ちゃんが好きなんでしょう!?」 その言葉を聞いてこーちゃんは私を離した。 「…こー……ちゃ…ん?」 「は、そう…思ったのか?」 悲しそうな顔………なんで? 「だって…こーちゃん…亮子ちゃんといると嬉しそうなんだもんっ 私の事忘れているぐらい…楽しそうで笑顔沢山でっ私じゃ…言ってくれない…言葉だって」 こーちゃんをこんなにも好きなんて思わなかった。 馬鹿みたい。 「。俺の言葉……聞けよ」 「……うん」 あれ? 私の気持ち……バレちゃってる? 「俺はが好きだよ。亮子には相談にのってもらってただけで…。 突然だもんな。お前の行動。……俺の気持ち…受け取ってくれるか?」 「……え!?」 な、なに!? 「俺の気持ち・・・・受け取ってくれるか?」 「……うんっっ」 私 私ね、こーちゃんの答えが怖かったの。 「私もね、こーちゃんがだーいすきだよっ」 こーちゃんに嫌われるんじゃないかって思っていたの。 でも、私は大好きだって事、忘れてた。 こーちゃんのことが大好きなんだって。 彼氏とか彼女じゃなくても、こーちゃんは友達として好いてくれるかもしれないって。 でも、それは言われたからきた安心かも。 「これからはずーっと一緒だよっこーちゃん♪」 「え、ええ!?」 ずっと、側に、いたい。 ===================== 後書き。 ===================== ただ「こーちゃん」と呼ばせたかっただけです。 夢小説に螺旋突入!!?螺旋夢小説頑張りますv 多分普通のはないんじゃないかな?(笑) ちょっと長い?かな。最近の私にしては。 次も螺旋いきまぁーす。って…書くのか自分!(汗 |